睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療方法には、いくつかの方法が挙げられます。

 

また一見すると治療方法と言う言葉とは程遠いようなことが、そこに該当する場合もあります。

 

たとえば生活習慣の改善やダイエット、枕の交換などがその一例としては挙げられます。

 

これは睡眠時無呼吸症候群の発症原因には、生活習慣の乱れによる睡眠の質の低下や、太り過ぎによる気道の圧迫、また合っていない高さの枕を使用していることによる気道の狭窄などが挙げられるためです。

 

これらへの対策は、一般的な治療方法を行う中で同時に行うと、より高い効果を期待することができると言われています。

 

では、睡眠時無呼吸症候群の主流となっている治療方法ですが、これは3種類の方法を挙げることができます。

 

まずはCPAP療法と呼ばれる方法で、これは日本や欧米で最も普及しているとされる治療法です。

 

これは睡眠中、睡眠時無呼吸症候群により無呼吸になるのを防ぐと言う方法で、気道に空気を送り続けることで気道を開存させておくことを目的としています。

 

鼻にマスクを装着するので、事前に、鼻マスクの正しい装着方法を知る、それを実践すると言うことが効果を高める上でもとても重要です。

 

次はスリープスプリントと呼ばれることもあるマウスピースを就寝中に装着する治療方法です。

 

マウスピースを装着することで、下あごが上あごよりも前方になるような形が固定されます。

 

それにより上気道を広く保ち、いびきや無呼吸などの症状を防ぐことを目的としています。

 

軽度の睡眠時無呼吸症候群の治療に有効だとされているので、まずは自分の症状の程度がどのくらいかを医療機関で診察してもらうことが必要です。

 

最後は外科的手術です。

 

これは扁桃肥大などにより気道が塞がれている場合、その部位を手術により除去する治療方法です。

 

原因が取り除かれれば、気道は元通り、開存した状態を保つことができるので、扁桃肥大などを原因として睡眠時無呼吸症候群を発症している場合には、とても有効な治療法です。

 

このように睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、原因によって大きく異なってきます。

 

ですから必ず、医療機関で自分の原因を明らかにしてもらうことが求められます。

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